スペイン マヨルカ島マナコル

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世界ランク1位かつ人格者として知られ日本でも非常に人気の高いラファエル・ナダルが、故郷であるスペイン・マヨルカ島のマナコルに2016年6月に設立したテニスアカデミー。「クレーの王様」として知られることからアカデミーのコートもクレーが中心と思われるが、26面あるうち18面はハードコートとなる。もちろんクレーコートも7面あり、残り1面はインドアコート。施設内には認可校のアメリカンインターナショナルスクールも併設されており、学業も学び卒業後はアメリカをはじめとするカレッジに進学することも可能なボーディングスクール。

ラファ・ナダルがこれまでのキャリアの中から叔父であるトニ・ナダルやテクニカルチームと共にラファナダルアカデミーで採用されているトレーニングを生み出した。これはより速く、パワフルで強靭なものへとプレーヤーを導くもので、テニスのプレースタイルだけでなくラケットやガット、ボールなど素材の変化にも伴って日々進歩して行くものである。現在のテニスはかつてないほどにスピードを求められそれに伴ってプレーヤーはより早い判断と動きを求められる。現在そして未来のテニスはまず目、心、脚、そして最後に手でプレーすると考えられており、アカデミーではこの流れを意識し、さらにナダルを成功に導いた要素、つまり機動力、精神力、（練習中や試合での）強さ、集中力や勝ちへのこだわりを結びつけるトレーニングを提供する。

滞在はアカデミー内のコートサイドにありホテル並みの設備を誇るスタイリッシュな学生レジデンスで、2階が女子、3階が男子となっている（フロア間の移動は禁止）。1部屋には同年代の2人（サマーキャンプ時は4人の場合も）の学生が滞在。それぞれにベッドとクローク、勉強机が与えられ、各部屋にはシャワーを含むバスルームも備え付けられている。ドアは非接触型カードキーで、レジデンス内には多くのセキュリティカメラが設置され、また1階にはスタッフが常駐し24時間体制で安全が確保されている。電源は十分にあるが日本のものとは形状が違うため日本からアダプターを持参する必要がある。

食事は3食ともキャンパス内コートサイドにあるスポーツレジデンス棟のカフェテリアに移動。基本的に地中海料理をベースとしてナダルの栄養士が監修したもの。種類の豊富な野菜、フルーツ、ヨーグルトに加えスープとパン・ピザ、そしてパスタや肉など複数のメインディッシュからビュッフェ形式で選択。その他ヨーグルトやプリンなどデザートもあり質・量ともに満足のいく栄養バランスのとれた食事を提供している。

2024年8月参考値：

ウィークリーキャンプ

1週間　約46万円